キリンソウ

鬱病と共に生きつつ寛解を目指す。ガジェットとアナログの両方で生活を良くしたい。

手が震えてどうしようもない時、紙とペンをどう選ぶか。

相変わらず手の震えが絶好調です。

hal-minehiro.hatenablog.com

まだ続いてるんですよ、これ……。
しかし私はどうしても近日中に手紙を書きたくて、レターセットとペンを漁っていました。
そこで、これにしようかなという紙質の便せんに試し書きをしたのでレポートします。

震える指先

もはや老後が不安になるくらいプルプルしているわけですが、手紙を届けたい気持ちでいっぱいなのです。
書かねばなりません。そのためには、できるだけ相性のよさそうな紙とペンを使って、書きやすくする方が震えが目立たないのではと考えました。

毛筆を使って達筆のフリをするというダメ人間的な発想もしましたが、筆ペンがないのでやめました。
というより、今度は使いやすい筆ペンを求めてしまいそうなので、文具変態としてもアウトかなと。

力強くペンを握ることができず、指先は震えます。
パソコンで打ち込んだものを添え状にすることも考えました。
しかし、手書きの温かみに勝るものはありません。
どうしても自分の字で、大切な人に手紙を書きたい。
そう思って、まず紙を選ぶことにしました。

滑らない紙にペンの滑りを止めてもらう

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便箋をすべて触ってみて、一番ザラつきが丁度いいものを探しました。
ペンギンさん、かわいいですね。癒されます。

さて、できるだけ滑らない紙を選んだのには理由があります。
いい紙はペンがよく走るので、書き心地がいい=今の私には相応しくない、となります。
手の震えがペン先に伝わり、紙の上で滑る際に「遊ぶ」のではないかと。

こうして紙は決定しました。次はペンですね。

戦いにエントリーしたペンたち

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左から

何となくそこにあったので、写真にはないですが、普通のボールペンにも参戦してもらいました。

大穴はコクーン、本命はコレトでしょうか。
手に馴染み、滑りに滑るコクーンは正直なんでエントリーさせたのかわからないくらいです。
一方、コレトはなんだか地に足がついているよう書き心地で、非常に安心できますね。

それでは、結果を見てみましょう。

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万年筆

コクーンとプレジールは、「万年筆はこうなるだろうなー」という期待を一切裏切らない書き心地でした。
手が震えてるって言ってるだろ!!と若干キレそうになるくらい遊びます。
一方、カクノは正しい持ち方で握りやすいからか、善戦しました。

ジェットストリーム

ジェットストリームも予想の範囲内ってところですね。
もともと滑らかな書き味のボールペンなので、書きながらかなりオロオロしてしまいました……。
ペン先が思ったより速い感覚です。

コレト

やはり安定していました。すこしペン先に負荷をかければ震えも目立たないというか。
落ち着いた色のリフィルがあるので、これにしても全然OKそうですね。
色を選べるところも評価したいです。

普通のボールペン

恐ろしく書きやすい。
まさか……まさか手の震え対応文具選手権の優勝候補に普通のボールペンが挙がるだと……?!
この書き味、手が震えてるときにはいいと思います。滑らないししっかり止まる。遊ばない。
今まで「普通のボールペン」と呼んで若干disってきたこのボールペンですが、まさかこんなところで力を発揮するとは!!

優勝:ペンギンの便箋と普通のボールペン(ダークホース)

私の要望に見事応えてくれたのは、なんとこの2つでした……。
まさかの普通のボールペン。お前……そんなポテンシャルどこに秘めていたんだ……!!
率直に言うと感動しました。世の中、質じゃないですね。

しかしお手紙には温かみのある色や私らしい色や柄を使いたいので、実際に使うのはペンギンの便箋とコレトにします。
ごめんな、普通のボールペン。