5月病・うつ病さんに贈る、休みの過ごし方ヒント
「うつ病ですね、休んでください」と言われても、なかなか休み方なんてわからないですよね。
私も初めはそうでした。
辛い気持ちになる人が多くなるこの時期、「休養期間をどう過ごすか」について、私が実際に実行したことを踏まえて考えていきたいと思います。
鬱レベル100 〜何もしない〜
何もしない、と言われてもなかなか難しいかと思います。
でも、ほんとに何もしなくていいんです。
逆に、何かできる状態ですか?
そうでないなら大人しく、布団に入って休養するなり家事や仕事に手を付けないようにするなりしてみてください。
鬱レベル100は全く何もできないと思います。
本当に苦しいです。
ここを私は、「しなければいけない」だったタスクを「してもいいし、しなくてもいい」レベルに引き下げることで対応しました。
そうすることで、たとえやってみたとしても「手を抜いていいんだ」と思えるようになったのです。
鬱レベル50 〜少しだけやる〜
鬱レベルも半分になりましたね。いかがお過ごしでしょうか。
私はぼちぼちです。
ここまでくると、少しだけできる気がしませんか?
机の上のゴミくらいは捨てられませんか?
それくらいから始めましょう。
自発的に「何かやろうかな」と思える時期かと思います。
やりたいことだけ、やってみましょう。
ゆっくりでいいのですよ。上から目線ではなく、本当に。
できる掃除や他の家事、簡単な仕事をやっているうちに、自分を少しずつ取り戻す実感が湧いてくるのではないでしょうか。
鬱レベル25 〜もう少しやる〜
鬱レベル50に打ち勝ってからしばらくたちました。
もしかしたら「ちょっと面倒なこと」も出来るようになっているのでは……?
それなら、その「ちょっと面倒なこと」も背伸びしてやってみませんか。
多分できるはずです。
そして、そこでできたことを自信にして、またもう少し背伸びできるはずです。
ただ、この時期にあまり無理すると悪化する可能性があるので気をつけてください。
鬱レベル0 〜圧倒的勝利〜
おめでとうございます、うつ病に勝利しました!
長かったですね……。お疲れ様でした……。
このレベルなら生活に支障をきたさないはずです。 もとの自分を少しずつ取り戻してください。
休みたくても休めない方へ
- 家事や仕事を可能な限り他の人へ割り振る
- 休日は思いっきりダラダラする
- 日々のタスクを簡略化する(外食する、掃除は1日1箇所にするなど)
可能な限り、自分の「やるべきこと」をへらしていきましょう。
私はうつ病を患ってしばらく働いていましたが、タスク整理が一番難しかったです。
周囲の方とよく相談しつつ、「やるべき」から逃げられればいいですね。
本当に辛いからこそ、1歩ずつ
今までできていたことが出来なくなるのは、相当なストレスです。
しかし、やるべきという積み荷を少しずつでも肩からおろしていくことで、また歩き出していける一筋の光が見えるのではと思います。
私はうつ病を繰り返していますが、願わくばそんな人が少しでも減りますように。 休めるときは、じっくり休んでください。