キリンソウ

鬱病と共に生きつつ寛解を目指す。ガジェットとアナログの両方で生活を良くしたい。

何かの面倒を見ることで気持ちが満たされる

f:id:hal-minehiro:20161017155302j:plain

魚を飼っています。
水槽に自信がないので写真はご容赦いただきたいのですが……。
メインの日淡水槽と、机の上に置けるサイズの熱帯魚水槽があります。

どちらの魚も個性的で、本当にかわいいです。
そんな水槽の住人との生活についてお話します。

忙しさで何かを忘れる

手入れ、大変です。
まだまだ始めたばかりの水槽なので水も汚れやすく、食事の分量もよくわかっていない頃は簡単に水を汚します。
餌付けに成功している日淡の方は最近なんとなく量がわかってきましたが、二日前に始めたばかりの熱帯魚水槽は水の汚れが気になるのでこれから少し水を換えます。

魚はインテリアのためではなく、面倒を見るために飼い始めました。
伸びすぎた水草を切ったり、不健康そうな魚がいないかチェックしたり、動画サイトで他の方の知恵をお借りして水槽内を良くしてみたり。
そういった作業が、今の自分には合っているようです。

もちろん、見ていて癒される利点もあります。
先ほど、コリドラスが背の低い水草の間に隠れていました。
残念ながら丸見えだよ……。

自由に泳げない魚がいた

ハチェットというお魚をご存知でしょうか。

ハチェットフィッシュ - Wikipedia

うちの水槽にはシルバーハチェットが2匹いるのですが、隅っこの方に二匹で寄り添って過ごす時間が長いように感じました。
魚を入れてから、しばらく水槽がある部屋から離れて、慣らす時間を作ったのですが、どうも水槽内を探検してくれません。

翌日、ふと水面を見ていて気付きました。
水面が動いています。
濾過機もありますし、憧れのエアーカーテンもシュワシュワと爽やかな音を立てていますので、水流はあるはずです。

しかし、ハチェットが水流に弱いことはわかっていたので濾過機の排水は最小限の勢いにしていました。
これでもダメなのか。じゃあ何とかするしかない。
ハチェットは泳ぎたくても先へ進めないんだ。

試行錯誤の結果

ハチェットが楽しく泳げる水槽にしなきゃと思い、まず排水口を外向きから内向きへ変更。
一度排水を壁に当てて水流を弱めてから水が入るように調整しなおしました。
もちろん勢いは最小限に。この時点でハチェットが少し移動するようになりました。

憧れのエアーカーテンは、どんなに空気圧を弱めても無駄だったので奥へ追いやりました。
爽やかだったエアーカーテンは最小の空気圧になり、もはやただのエアレーション器具に……。
でもいいんです、そうしたらハチェットが排水パイプの近くまで移動できるようになったのですから……。

思考と格闘の結果、ようやくハチェットも楽しく過ごせる水槽になったように思います。 ただ、コリドラスが隙間を得ようと何度も挟まってきて大変でした。
そこもかわいいんですけど……。

迎えたからには

私は小さいころ、大した知識もなく熱帯魚を飼い始めて、病気で魚を死なせてしまったことがあります。
なので、今回は徹底的に色々と調べて迎えたつもりでしたが、ハチェットに悲しい思いをさせてしまいました。

一度迎えたからには、小さな水槽でも生きる楽しさを感じてもらいたい。
過ごしやすい水槽になるよう、目を光らせておくことが自分の心の健康に繋がっている気がします。
これは、先に立ち上げていた日淡水槽のドジョウとハゼが教えてくれたことです。

これを書き進めている間、水流を抑えた排水パイプに一度ハチェットが近寄っていって流されていました。
ものすごく驚いたようです。そりゃ近寄ったら流されるって。もう行っちゃだめだよ。

水槽の中央を泳ぐハチェット。嬉しい限りです。
落ち着いた水槽になって良かったと思います。