キリンソウ

鬱病と共に生きつつ寛解を目指す。ガジェットとアナログの両方で生活を良くしたい。

私がうつ病になったとき

私がうつ病になった時、気づいた頃にはもうお手上げ!という状態でした。仕事は退職を余儀なくされ、ドロドロした気分の中で現在も療養を続けています。

この記事では、私がうつ病と診断されるまでの兆候、治療や現在の生活についてまとめていきます。

不安障害だと思ってました

最近調子が悪い。嫌なことばかり考える。なんかおかしいぞ。一応、そんなことは思っていました。それでもシフトの日は7時台に出勤して、帰りは21時~0時くらいという生活を続けていました。

「なんかおかしい」で思考が止まり、うつ病を疑わなかったのは、高校時代からの不安障害だと勝手に思い込んでいたからです。

それでも仕事には行って、生産性が下がっている中なんとか業務をこなし、電車に揺られて帰り、帰ったら夕飯を準備する……。これを繰り返すうちに、どんどん私生活が回らなくなり、休日は床に臥せっている日が多くなりました。

迫り来る身体症状

そのうち胃の具合が悪くなって、会社近くの内科にかかりました。胃薬と漢方を処方していただき、その場はそれでしのぎました。

胃痛とともに現れたのが、肋間神経痛です。肋間神経痛とは、その名の通り肋骨の間にある神経が痛む症状ですが、これがめちゃくちゃ痛いんです。前から後ろから横から、肋骨の守備範囲内ならどこでもいきなりアイスピックで刺される感じです。

あまりにも神経痛がひどい日は、「私なにか悪いことした?!」と叫びたくなるほどです。この痛みは未だに卒業できてません……。

表情も日に日に暗くなっていっていたので、不安障害が悪化したのかと思い、とりあえず久しぶりの精神科にかかってみることにしました。

うつ病でした

病院で問診票を書いて、先生とお話して、一段落ついた頃に先生がこう仰いました。

うつ病ですねー」

そんなライトに宣告するもんかいな、と思いながらもセロトニンなんかの説明を受けて、お薬を出してもらって、うつ病の治療が始まりました。

抗うつ薬睡眠薬代わりに以前飲んでいたことがあるだけで、毎日3回食後に抗うつ薬を飲むという生活は初めてです。初めは吐き気や集中力の低下、体の怠さといった副作用に悩まされたのですが、4~7日程度で副作用は消えました。

仕事では周りに迷惑をかけることが多くなり、療養のために退職しました。本当に好きでやりがいのある仕事だっただけに残念ですが、まずは体が資本です。ちゃんと治してからまた同じ業種を探そうと自分に言い聞かせ、泣く泣く職場を去りました。

その後から現在の生活

退職後すぐに10年かわいがっていたペットが亡くなり、今度はペットロスに。その直後に引っ越しの予定があったので、荷造りをして引っ越しをしました。今思えば、思い出が詰まった部屋にずっといるよりは新しい生活を始めたほうが自分のためだった気がするので、タイミング良かったなと。

それから1ヶ月程度はほぼ寝たきり、廃人状態の中でただただ天井を見つめていました。徐々に動けるようになったので、趣味に手を出したりゲームをしたり、少しずつですが普段の生活を取り戻しつつあります。

しかし、ストレスや先行きの不安には非常に弱いので、嫌な予定の前や、ストレスが溜まる出来事に遭った際は必ず体調を崩します。まだまだ治りきっていないように感じてしまうので、心が折れそうになる瞬間です。

それでも前向きに、以前の自分を取り戻すために治療に取り組んでいます。いつか寛解することを信じて。