キリンソウ

鬱病と共に生きつつ寛解を目指す。ガジェットとアナログの両方で生活を良くしたい。

私の本棚から10冊選ぶ 単行本・文庫編

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うちの本棚と実家の本棚から、自分を表す本を10冊選びたいと思います。
正直10冊でまとまるのか不安です。

好きなジャンルは不条理、事件史、哲学です。
面白い本があればもっと知りたいですが、生憎今は調子が悪く、本を読み進めようとしても同じ行を何回も読んだりしてしまって大変です。

それでは、10冊いってみましょう。
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1.「斜陽」 太宰治

斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 (文春文庫)

斜陽・人間失格・桜桃・走れメロス 外七篇 (文春文庫)

斜陽です、斜陽。斜陽族の。 人間失格でかなり太宰治に影響を受けまして、その次に読んだのが斜陽だったと思います。
没落していく家の様子に自分を重ねたりして、ラストの余韻もたまらなく好きな作品です。

2.「舞姫森鴎外

阿部一族・舞姫 (新潮文庫)

阿部一族・舞姫 (新潮文庫)

高校の教科書に載っていてめちゃくちゃ面白かったので、手元に置いておきたく買いました。
主人公のダメっぷりがたまらないのは、私が太宰に傾倒しているからでしょうか。

3.「変身」カフカ

変身 (新潮文庫)

変身 (新潮文庫)

主人公が突然虫になるというのに、周りの人たちがあまりにも普通で、かなり好きな作品です。
虫になる人が普通の世界というか。
虫、というのがたとえば「芋虫」の暗喩であれば……。
芋虫が何かって?野暮なことは聞かないでくださいよ。

4.「異邦人」カミュ

異邦人 (新潮文庫)

異邦人 (新潮文庫)

子どもたちが空に向かい両手を広げるやつではありません。
とても普通の出来事とは思えないことが淡々と進むストーリー、結末に何とも言えない魅力を感じます。
母親の死から始まるこの話を、全て主人公が受け入れているような。
ラストも独特の余韻があって好きです。

5.「連合赤軍 あさま山荘事件佐々淳行

連合赤軍「あさま山荘」事件―実戦「危機管理」 (文春文庫)

連合赤軍「あさま山荘」事件―実戦「危機管理」 (文春文庫)

これは外せないでしょう……。
あの「鉄球」の裏では何が起こっていたのか?
警察はどのように犯人を捕まえようとしていたのか?
読み進める手が止まらない!
結末を知っていても面白いです。
役所広司さん主演の映画も見ましたが、端折られている部分が当然あるので本書をおすすめします。

前半ここまで

長くなりすぎたので二回に分けます。
好きな本のことになると、つい熱くなってしまいます。